マイナンバーカードを作成して何か私に便利、有利な点があるとは信じておらず、ずっと作らずに来た。昨年仕事を引退し、これを契機にマイナンバーカードをスマホ経由で作成してみた。知らない者には非常にわかりにくい、アプリを携帯に落とし、カードの申請を行った。携帯経由で写真まで送付したので、出来上がったカードが郵送されてくるのかと期待していたが、予約を入れて、直接区役所まで取りに行く必要があった。区役所までバスの往復で1時間余り。政府の役人は、国民の時間を浪費することには頓着する気もないようだ。マイナポイントを5000円分貰えるとテレビ等で盛んに宣伝してマイナンバーカードを作らせようとしているので、この機に、マイナポイントも申し込んでみた。マイナンバーカードの申し込みとはまた別のアプリを携帯に落とし、マナカでポイントを受け取ろうとした。すると、別途マナカのアプリを落とす必要があった。2時間ほど悪戦苦闘して、何をどうすれば良いのか全く分からず、諦めてソファーに横になっていたところ、家内が来て、再度試み始め、二人で更に2時間程掛って何とか最後まで到達した。翌日、ポイントがマナカに入っていることを確認するために、地下鉄の駅に行き、チャージ機に通してみたところ、全くポイントが付与されていなかった。
何故か。再度アプリ上であちこち探してようやく見つけた。マイナカードへのポイントの付与は、新たに2万円をチャージしたのち初めてポイントが付与されるとあった。更に、ポイントの付与は、セブン銀行のATMで行う必要があった。テレビ等での宣伝の内容とは随分異なる。少なくとも2万円使わなければポイントが付与されないとは全く聞いたことがない。都合の悪いことを隠す、あるいは、すぐ見えないように、理解できないように、小さい文字で長々と記述する、前面に見えないようにページを変えるなど、姑息なやり方であり、国と名古屋市が共謀して行っている詐欺行為ではないかと考える。
5000ポイントに対して2万円使用することを求めることからして、2万ポイントに対しては、8万円を使うことが求められているのだろうか。政府は姑息な宣伝ではなく、明確な説明をすべきである。本来、明確な説明をして、国民が納得すれば、ポイントなど不要である。