2013年5月8日水曜日

火傷の応急処置: 火傷は冷やす?

やけどの応急処置は、冷たい水で冷やすと書いてあるものが多いが、恐らくこれは間違っている。

やけどに対しては、すぐに体にかけても寒くない程度の水ともぬるま湯ともつかない程度に、蛇口の水の温度を調整して、 そっと幹部の少し上から流し続ける。幹部が広い場合には、マグカップのようなものに受けて、それを広い範囲に流し続ける。
15分から20分程流し続けると、まず痛みが消える。
更に流し続けると、やけどの赤みも消える。
赤みが消えてから更に10分から20分流し続けると、通常は、水ぶくれにもならず、そのまま収まってしまう。

焼けこげて皮膚が破れているような場合は?
それでも、そのまま同じ要領で、痛みが消え、赤みが消え、更に流し続けた後に、消毒して傷として扱えば良い。やけどというよりもただの傷としてなおってしまう。

子供がやけどをする機会は多い。親としては、自分が小さなやけどをした時に、上記の方法を試して匙加減を試しておけば良い。重要なことは、冷やす必要は無いと言うことである。体温以上に上がらないように患部の熱を取り続けるのか、流し続けることにより何かを洗い流しているのかは定かではない。ともかく、冷やすと考えれば子供が熱湯を腹にかけてしまった時にはなす術が無いが、寒いと感じない程度のぬるま湯、恐らく体温程度、をかけ続ければ良いと考えれば、胸でも、腹でも、長時間かけ続けることができる。そして長時間かけ続けることが大事である。

この方法の科学的根拠は、私が自分の小さなやけどで試した経験、子供がやけどをした際に流し続けてことなきを得た経験のみである。従って、科学的な根拠は無いというべきであるが、手足に小さなやけどをした際に、実際に試してみることは誰にでもできるし、試しておく価値はあるように思う。自分で試しておけば、子供がやけどをした時にも、慌てずに応急処置をすることができる。

医師はどのように習っているのか、またどれほどの経験に基づいて、あるいは科学的根拠に基づいて冷やせば良いと考えているのか知りたいところである。


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